公募研究
公募研究の募集について
本領域では,平成29年度から2年間に渡って領域推進にご参加頂く公募研究を以下の研究概要にそって募集します.皆様の積極的な応募をお待ちしております.
新学術領域研究(研究領域提案型)の研究概要
研究期間 | 平成26〜30年度 |
---|---|
領域名 | 脳内身体表現の変容機構の理解と制御 |
領域略称(領域番号) | 身体性システム(4603) |
領域代表 | 太田 順(東京大学・人工物工学研究センター・教授) |
本領域では、脳の中の身体を表す「脳内身体表現」という新しい概念の下、システム工学的手法に基づく脳科学とリハビリテーション医学の融合、運動制御/身体認知研究の融合、モデルベーストリハビリテーションと呼ぶ新しいリハビリテーション法の提案等を通じて、身体性システム科学の体系化を目指す。
このため、以下の研究項目について、関連する研究を公募する。公募研究の採択目安件数は、単年度あたりの応募額450万円を上限とする研究を12件程度予定している。複数の研究項目を横断する新たな3つの研究項目を設け、各項目について以下のとおり公募する。
研究項目A03(A01、A02に対応)では、脳科学的研究、例えば身体意識・身体感覚・身体運動・身体構造・姿勢などへの介入や、神経損傷・道具使用・発達などにともなう脳内身体表現の変容メカニズムに関する研究、脳内身体表現を表出するマーカーに関する研究等を対象とする。
研究項目B03(B01、B02に対応)では、システム工学的研究、例えば脳科学・リハビリ医学の知見に基づく脳内身体表現変容の変容過程の数理モデル化、データマイニングやシステム同定によるモデル構成、認知実験、感覚運動実験によるモデル検証に関する研究を対象とする。
研究項目C03(C01、C02に対応)では、リハビリテーション医学的研究、例えば脳内身体表現の変容過程のモデル化やモデルベーストリハビリテーション確立に貢献する大規模データ収集と解析、脳内身体表現の概念を用いた新しいリハビリ法の研究を対象とする。なお、リハビリテーションの対象は、脳損傷に限定せず、脊髄・末梢神経疾患、運動器疾患、感覚器疾患などを含む。
各研究項目について、若手研究者からの積極的な応募を期待する。
なお、研究内容の詳細については、領域ホームページ(http://embodied-brain.org)を参照すること。
リンク
平成29年度科学研究費助成事業‐科研費‐(新学術領域研究、特別研究促進費)の公募 公募要領・計画調書のダウンロードは
こちら